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Hodogaya Special Needs Education School

TEL.045-714-0126

〒240-0026 横浜市保土ヶ谷区権太坂1−8−1

Cafe de la Foret morikoucyou

良いコミュニケーション(1月更新)

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
新しい年が 皆様にとって素晴らしい年となりますように。


少し前になりましたが、2学期の終業式のことです。
下校していく生徒たちを見送るために玄関前の定位置に立っていたところ、帰って行く生徒たちがみんな「良いお年を」と挨拶していくのです。
どの生徒も晴れ晴れとした表情で、ちょっとにっこりする生徒もいます。
中には「今年1年お世話になりました」という長い言葉を言えた生徒もいました。
生徒から「良いお年を」言われた大人も「良いお年を」
心がやわらかくなる、素敵な時間でした。
「良いお年を」良い言葉です。人を思う優しい言葉です。
本校の生徒が、周囲の人に優しい言葉を贈ったことで、受け取った人も優しい言葉を返します。大事なコミュニケーションの学習です。
後ろには、ご家族の皆様や教員や、様々な人の指導や示唆があったのでしょう。
心地よいコミュニケーションの体験を積むことが、次の良い人間関係を作ります。

先日の学校評議委員会では「挨拶がよくできていて、気持ちの良い学校ですね」とお褒めの言葉をいただきました。小学部からの毎日の積み重ねが、子どもたちを育てています。本校には自分から声を出す子どもがたくさんいます。言われてから返すのではなく、先に相手にプラスのメッセージを送ることができる、素晴らしい子どもたちです。

「あけましておめでとうございます」の言葉が行き交う3学期がスタートします。様々な特性を持っている子どもたちです。これまでもこれからも苦労することもあるかと思います。そんな中、たくましく生きていくために、心地よいコミュニケーションの経験をたくさん重ね、自ら発信する力を育てていきたいと思います。

                 校長 森 恵




自信を育てる(12月更新)

2年に1回行われる学習発表会が、11月25日26日の2日間で行われました。今年のテーマは「みんなで楽しい思い出を作ろうGHK」でした。保土ケ谷養護学校は、文化祭ではなく「学習発表会」と銘打っているだけあって、日頃の学習場面が上手に組み合わされたステージ発表が中心でした。

ステージ発表は幕が開いてしまったら、子どもたちに任せるしかありません。それまでにどれだけ子どもたちにこちらの意図を理解してもらえたかが勝負の決め手。自分の役割や活動がわかった子どもはステージ上でのびのびと活動し「できた」ことを実感した表情を見せます。「できた」ことを観客の皆さんに承認された喜びの笑顔を見せます。そしてこの体験が子どもに自信を育てます。今年の発表で子どもたちが少しでも「できた」と感じ、自信の種を増やせていると良いと思います。

子どもたちに自信を育てることは、学校の大事な役割です。自信を育てるポイントの1つは「成功体験」。どうしたら成功体験ができるでしょう。子どもが少しがんばったらできることを課題にすることが大事です。既にできていることでなく、相当がんばらなければできないことでもなく、少しがんばったらというところが大事です。そして「何をがんばればよいのか」を子どもが理解できるように提示するということも大事です。ここがあやふやなことが間々あります。そして「できた」ことを、はっきりわかるように承認することも大事です。これらが重なってはじめて「成功体験」が子どもの中に位置づくのです。

なんとなく周囲の生徒の様子を見て、なんとなくそれらしく過ごしてきた生徒たちがいます。大きく外れないためにドキドキして生活してきた生徒たちがいます。彼らにきちんと「わかる」経験をしてほしいと思います。きちんと「できた」体験をして、それを自覚してほしいと思います。学習発表会は大事なチャンスです。自分の役割を理解し、様々な気持ちを乗り越えて、承認される経験をしてほしいと思います。今回の学習発表会が子どもたちの確かな成長の糧になりますように。

                 校長 森 恵




子どもを知っていること(11月更新)

めっきり涼しくなったこの頃です。食欲の秋、スポーツの秋、勉学の秋。さてさて。

保土ケ谷養護学校は「わかる授業」実践を学校教育目標に掲げている学校です。年度初めに「授業を見たいので、授業の略案をください。」と先生方にお知らせしています。また神奈川県は採用1年目、2年目等経験年数に応じた研究授業の設定をシステムとしていることもあり、管理職はたくさんの授業を見る機会があります。

先日見た授業です。タブレットで動物の写真を見せます。ライオンの目のアップ。ライオンの後姿。みんなの視線がタブレットに集中。「これ、なぁんだ?」タブレットやテレビは目を向ける枠がわかりやすいので視聴率が高くなります。『ライオンを作る』図工の授業でしたが、子どもたちの気持ちがぐっと高まるのが見えました。この授業はこの後、スタンプで模様をつけたパーツを貼り合わせて大きなライオンの顔を作るという展開でしたが、教員自作のスタンプもたくさんの種類が用意され、持ち手も子どもたちが持ちやすいよう工夫されていました。

子どもたちが興味を持つよう導入を工夫する。動き出した気持ちが活動にスムーズに結びつくような道具を用意する。ここがうまくいくと、子どもたちは活き活きと活動を始めます。力を引き出すポイントその1は「子どもを知っていること。」

先日衆議院議員選挙が行われました。高等部には18歳になった生徒がいるので「投票に行った」「緊張した」といった話が聞こえてきます。分教室でも本校でも主権者教育が行われています。先日参加した授業では架空の選挙演説会の後、投票するという授業が行われました。立候補者が立会演説会でそれぞれの選挙公約を述べ、生徒たちはその違いを理解し、自分の考えに合う候補者を見極めるため質問をしました。具体的な公約だったため、生徒たちは次々立候補者に質問をしました。びっくりするほどたくさんの質問を、たくさんの人がしました。人の言葉を聞き、資料を読み、頭をフル回転させて質問し、そして自分で「選ぶ。」選ぶためには知ること・理解することが必要ということを学んでいました。主権者教育は高等部だけで行うのではなく、小学部・中学部からの積み上げが大事だということは確認しているところですが、今回の取り組みは情報を統合していく、高校生ならではのものでした。

子どもたちが自分で考える力を引き出すためのポイントその2は「子どもの力にあった課題を設定すること。」それはすなわち「子どもを知っていること」が土台です。シンプルに大事なことを大事にすると子どもも大人も活き活きした授業が展開します。

              校長 森 恵






積み重ね(10月更新)

10月です。秋の学校はにぎやかです。1日に「パラスポーツ地域交流イベント」でバスケット教室を行いました。総勢71名。大賑わいのイベントでした。このあと、修学旅行・宿泊学習に校外学習・遠足と学校行事も盛りだくさん。そして高等部は実習です。

様々な予定に気持ちもふわふわしたり、どきどきしたり、落ち着かなくなりがちなこの季節ですが、そんな中でも淡々と日々の学習も行っています。こんな季節だからこそいつもと変わらない時間が大事だったりします。

私は登下校の時間にできるだけ玄関前に立って子どもたちに直接挨拶をするようにしています。場面が固定されているからこそ、子どもたちの変化がよくわかります。

給食の配膳の時間にはできるだけ食堂にいて、牛乳保冷庫の当番をするようにしています。本校ではケースに入った牛乳を、それぞれの学年・学級で必要な数だけ持って行くシステムを採用しています。ひとつのケースが空になるとケース置き場に片付けます。はじめはケースが空になってもそのままになっていたり、教員が片付けたりしていましたが、「お願い」「ありがとう。助かりました。」と子どもたちに声をかけ続けていたところ、最近では黙っていてもさっとケース置き場に片付ける子どもが増えました。このケースが青と灰色の2色使いで、交互に積まないと上手に収まらないのですが、これも「くるり」と声をかけているうちに自分で試行し、正しく片付けられる子どもが増えました。

毎日積み重ねることは大事です。粘り強い取り組みは強いです。先が見えにくくなったときには定点観察したり少し距離を置くことも良いかと思います。少し遠回りになりますが「お願い。ありがとう」が有効だったりすることもあります。
子どもたちの自ら伸びようとする力はすごいなあと感じることが多いこの頃です。

                            校長 森  恵




本日開店 ほのぼのカフェ(9月更新)

このたび「ほのぼのカフェ」というページを開設し、4人の管理職が順番に日頃思っていること、感じていること等お伝えすることにしました。発信に力を入れる学校の取り組みとして関心を持っていただけるとありがたいです。

2学期が始まり元気な子どもたちの声が学校に戻ってきました。
2学期も「元気な学校」「みんなが行きたくなる学校」「子どもも大人も安心して力を発揮できる学校」目指して、子どもを取り巻く皆の力を合わせていけたらと思います。

今年も夏季休業中に環境整備事業を行いました。42年の歴史ある古い学校です。あちこち痛んできています。それでも子どもたちが少しでも明るい良い環境で学習できるようにしたいです。昨年から管理運営グループの先生方を中心に力を入れています。子どもたちのために汗を流すことは大切です。2日間で教員、保護者、地域のボランティアさん、延べ112名の力が結集しました。昨年の南棟に続き、今年は中央棟の廊下と階段のペンキ塗りをしました。教室の鉄の扉に残っているガムテープの跡をがりがり削り、ペンキを塗りました。薄暗かった廊下が明るくなりました。たくさんの大人たちが「子どもたちのために」という共通の目的に向かって力を合わせるのは素敵です。業者にお金を払ってきれいにして貰うという方法もなくはないですが、自分たちのできること、自分たちの労働力でできることはがんばってやる。そうやって自分たちの学校をつくっていくというのも良い感じです。保土ケ谷養護学校の良いところは、教員も保護者も地域の方々も揃って、「子どもたちのために」みんなで力を出し合えるところだと思います。地域の方からは「もっと涼しい時期にもペンキ塗りしようか」というお申し出もありましたが、誰かががんばり過ぎてはいけません。みんなの気持ちを揃えることが大事です。特別支援学校の子どもも大人もやってもらうばかりではいられません。必要な支援は必要ですが、自分たちでできることは自分たちでがんばるのです。
大人たちががんばってきれいにした校舎は、子どもたちががんばってお掃除します。そうやってそれぞれができることを少しずつがんばって「みんなが行きたくなる学校」をつくっていけたらいいと思います。 
             校長  森   恵






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